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都島区みやけ歯科医院

 2002/12/15更新

 

 「小学生の4人に3人までが、噛まない子・噛めない子である」というショッキングなデータがあります。なぜ多くの子供達が噛まなくなってしまったのでしょうか?原因のひとつに給食のメニューがありそうです。統計をみると、子供達が一番噛む回数が少なかった給食メニューが”牛丼・洋梨のシャーベット・牛乳”となりました。一方、”ハンバーグ・レタス・さつま汁・ふりかけご飯・牛乳”のメニューの時が一番噛む回数が多かったそうです。全体的には、品数が多い給食の時に噛む回数が多いといえました。よって、噛む習慣をつけさせるという面ではおかずに品数を増やすことが効果的でしょう。

 実は、噛まない子は噛み合わせが悪くなり、顎関節症になりやすくなります。近年特に増えてきているのですが、その多くは噛み合わせの悪さから起こります。上下の歯がうまく噛み合わず、無理をして噛んでいるうちに、様々なところに影響を及ぼします。広い意味では、これも現代病の一つといえます。原因は色々考えられるのですが、軟食によるあごの未発達は重要な原因です。噛み方を知らないまま大きくなる過程で、なんとかうまく噛もうとして無意識のうちにあごを左右に動かし、自分なりに噛む方法を覚えてしまいます。確かに、これで不自由はないかもしれませんが、硬いものが噛みづらい→やわらかいものを食べがちになる→噛むのが大変なので飲み込んでしまう...という悪循環になってしまいます。こんなことが続いていると消化器官はもとより、あごの関節にもズレが生じてしまうのです。あごの関節が痛くなったり、肩こりがひどい、耳が痛い、首が回らないなどの症状が起こり、ひどくなれば施術の必要もでてくるでしょう。実際に、咬合調整や歯列矯正を受けたら慢性肩こりや腰痛が治ったという例はたくさんあります。

 顎関節症をおこさないためには、普段からきちんと噛む習慣をつけ、あごの骨や筋肉を鍛えることが大切です。噛み合わせが悪いと、小さな衝撃でも顎関節に障害が起きやすくなってしまうのです。小さいお子さんをもつお母さんたちには、特に気をつけて頂きたいと思います。きちんと上下の歯が噛み合わされる、いい噛み合わせをもった歯並びをつくる時期は、まだ歯がそろわない時から始まっているのです。歯の健康と歯並びの良さは身体の健康のイロハであり、親が子にできる最大の贈り物のひとつではないでしょうか?

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